食事介助、排泄介助、入浴介助を含む三大介助は、介護職として働くうえで必須となる仕事です。介助のタイミングなどは高齢者一人ひとりで異なりますが、日々の仕事のなかでのルーティンワークといえます。介護施設にいる高齢者は飲み込むための力や握力が弱っていたりするため、自分で食事をすることが難しい方が多くいます。また、普通の食事だと上手く噛めず喉につかえてしまう恐れがあるため、特別な食事やお茶が必要です。さらに認知症の高齢者は、食事の時間を管理することが難しく、介護職が代わりに管理をして食事を提供する必要があります。
入浴介助は、名前の通り入浴を介助することです。足腰が弱っており、滑りやすい浴槽に1人でいることが難しい高齢者がいます。また、病気の後遺症による麻痺で、上手く体を動かすことができない高齢者もいます。湯船につかるだけではなく、洗髪したり身体を洗ったり、高齢者の体調に合わせて身体を清潔にします。排泄介助は、トイレへの誘導やおむつの交換が当てはまります。衛生面に注意をしながら、適切な処理をすることが大切です。
三大介助の他には、レクリエーションという介護職が企画して利用者の高齢者が参加する遊びもあります。しりとりやカラオケなど、介護施設により様々です。また、心に働きかけるケアではセラピーもあります。介護とかけ離れたイメージかもしれませんが、セラピーは高齢者の心を癒やすために重要な役割を果たします。アロマテラピー、アニマルセラピーなど実にさまざまなセラピーがあり、高齢者うつにも効果が期待できるといわれています。